市街地は東西・南北にまっすぐに伸び直行する大通りによって区画され、その内側には細い路地が走る。家屋内には井戸や沐浴室、トイレが備わったものもあり、下水は壁の中につくられたダストシュートを通 じて路地の排水溝へと流された。
市街地の家屋 市街地の家屋は、2部屋から数十室をもつものまで大小さまざまである。ほぼ3軒に1軒の割合で井戸部屋をもち、また多くには沐浴室が備わっていた。いずれも床にレンガを敷き詰め、水は床下や壁の中につくられた溝を流れて路地から大通 りの排水溝へと導かれるようになっていた。