自らがつくりだした大平野を流れるインダス川。ヒマラヤの雪解け水を運び、泥土を運ぶ恵みの川であり、集落を繋ぐハイウェイである。 この平野に、人々は麦を蒔き、牛・水牛を飼い、古代文明を開化させた。
アカシアやタマリスクなどの植物がまばらに生える平野。川は蛇行し、湿地をつくり、多くの生物を育んできた。人々は、生物の営みを時には親しみをもって、またある時は畏敬の念をもってみつめてきた