埋葬された男性の後頭部から発見され、毛髪に通してあったものであろう直径1mmのマイクロビーズからは、当時の世界最高レベルの技術がうかがえる。
削り落とした軟らかい凍石に孔を開け、マイクロビーズをつくる。堅い貴石類の孔開けと違って、鋭く尖った錐で簡単に押し開ける。孔開けの後に磨って円盤状に形が整えられた。その後焼成を加えて仕上げた。