インダス文字は合計400字ほど(研究者によって数え方が異なる)が知られており、印章や銅製小板、護符、土器などの表面に刻まれた。他言語併記や長文の文書資料が残っていないため解読には至っていないものの、コンピューターを用いた文字配列の統計的分析から古代ドラヴィダ語とする見方が有力視されている。その数から表音表意文字とされ、書き順によって右から左へと読まれたことがわかる。
Courtesy of Prof.Asko Parpola (University of Helsinki)