「角の信仰」と「植物(ボダイジュ)の信仰」は、インダス文明成立以前から長い伝統をもってインダス流域に広くみられた。インダス文明直前の段階で、角と植物を併せた被り物をした人物が表現されるようになり、神格を帯びた人物の登場をうかがわせる。神官王像も、角と植物の被り物を付けていたと推定されている。
神官王像復元図:Courtesy of Prof.M.Jansen(RWTH, Aachen University)